GEMINI 1 & 2試験
INDEX
GEMINI 1 & 2試験のデザイン(Phase III、無作為化、二重盲検、非劣性試験)
年齢 18歳以上
HIV-1 RNA 1000-500,000 コピー/mL
NRTI, NNRTI,PIの主要薬剤耐性変異なし
カポジ肉腫以外の活動性CDCステージ3HIV diseaseでない
CD4 > 200
重篤な肝疾患の合併なし
HBV 感染なし
HCV治療の必要性の見込みなし
未治療の梅毒、悪性腫瘍、自殺リスクなし
免疫治療ワクチン、放射線療法、化学療法、免疫抑制剤、研究的薬剤やワクチンの最近の使用なし
臨床検査値 grade 4未満、Ccr 50 mL/分以上
主要評価項目:48週時点でのHIV-RNA量50コピー/mL未満の達成率
有害事象
DTG+3TC群 (n=716) |
DTG+TDF/FTC群 (n=717) |
||
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有害事象 総数(%) | 543例(76%) | 579例(81%) | |
5%以上 | 頭痛 | 71例(10%) | 75例(10%) |
下痢 | 68例(9%) | 77例(11%) | |
鼻咽頭炎 | 55例(8%) | 78例(11%) | |
上気道感染 | 56例(8%) | 44例(6%) | |
咽頭炎 | 36例(5%) | 32例(4%) | |
背部痛 | 35例(5%) | 31例(4%) | |
嘔気 | 27例(4%) | 53例(7%) | |
不眠 | 27例(4%) | 45例(6%) | |
薬剤関連の有害事象 | 126例(18%) | 169例(24%) | |
Grade 2-5 | 42例(6%) | 47例(7%) | |
重篤な有害事象 | 50例(7%) | 55例(8%) | |
薬剤関連 | 4例(1%) | 4例(1%) | |
有害事象による中止 | 15例(2%) | 16例(2%) |
48週後の腎の評価(eGFRcr)
Mean change from baseline in eGFR (ml/min.1.73m2)
48週後の骨ターンオーバーバイオマーカーの評価
血清骨型アルカリフォスファターゼ
48週後の脂質代謝評価
(ベースラインからの変化量)
総C (mmol/L) |
HDL-C (mmol/L) |
LDL-C (mmol/L) |
TG (mmol/L) |
総C/HDL比 | |
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DTG+3TC群 | 0.32 | 0.15 | 0.17 | 0.03 | -0.12 |
DTG+TDF/FTC群 | -0.15 | 0.02 | -0.14 | -0.08 | -0.24 |
C; コレステロール
サマリー
未治療患者を対象とした比較試験において、DTG/3TC群の48週時点でのウイルス抑制効果はDTG+TDF/FTC群に対して非劣性であった。
DTG/3TC群とDTG+TDF/FTC群との安全性および忍容性プロファイルは類似していた。
腎および骨への有害事象はDTG/3TC 群の方が少なかった。