< 臨床試験一覧

ECHO臨床試験

INDEX

ECHO試験のデザイン(無作為化二重盲検・ダブルダミー・アクティブコントロール試験)

ART-Naive (HIV-RNA 5,000 ≧ c/mL, ≧18 years of age). N=346: RPV+TDF/FTC, +EFV(プラセボ). N=344:EFV+TDF/FTC, +RPV(プラセボ)

主要評価項目(48週でのHIV-RNA量50コピー/mL未満の達成率)

RPV群=83%、EFV群=83%

48週後のCD4数の増加

RPV群=196%、EFV群=182%

有害事象(48週:どちらかの群で2%以上)

  RPV群(n=346) EFV群(n=344)
自覚症状(grade2以上) 非回転性めまい 1% (4) 7% (23)
異夢 1% (5) 5% (18)
不眠 1% (5) 3% (10)
吐き気 1%(3) 2%(8)
皮疹 2%(6) 8%(26)
臨床検査値異常(grade3-4) アミラーゼ上昇 3% (11) 5% (16)
AST上昇 2% (8) 4% (12/339)
低リン血症 2% (6) 1% (4/339)
ALT上昇 1% (4) 4% (12)
LDL-C上昇 1% (3) 2% (8/339)
TG上昇 0% (1) 2% (5/339)
総コレステロール上昇 0% (1) 2% (6/339)

ECHO試験(48週)のサマリー

ウイルス抑制効果について、RPV群はEFV群に対して非劣性であった。
免疫機能改善効果(CD4数の増加) は同様であった。
Grade2-4の有害事象は、EFV群で有意に多かった(RPV群16%、EFV群31%, p<0.0001)。

(Molina JM, et al. Lancet 2011;378: 238-246)

PAGE TOP