CASTLE臨床試験
INDEX
CASTLE 臨床試験のデザイン(LPV/rを対照群とし、ATV/rの非劣性のRCT)
主要評価項目:48週後のウイルス学的成功率
Week 48 Results ATV/r vs LPV/r in Treatment-Naive Patients
副次的評価項目:48週後のCD4数の増加
Median CD4 Increase from Baseline at Week 48
有害事象(Grade 2-4)
ATV/r群(N=441) | LPV/r群(N=437) | |
下痢 | 5%(24例) | 15%(66例) |
嘔気 | 5%(21例) | 8%(36例) |
嘔吐 | 2%(10例) | 4%(16例) |
腹痛 | 2%(9例) | 2%(10例) |
高ビリルビン血症 | 6%(26例) | <1%(1例) |
黄疸 | 4%(16例) | 0 |
頭痛 | 6%(27例) | 4%(16例) |
皮疹 | 3%(13例) | 2%(7例) |
背部痛 | 2%(10例) | <1%(4例) |
発熱 | 1%(6例) | 3%(12例) |
高トリグリセライド血症 | <1%(4例) | 4%(18例) |
Grade 4の事象の大部分は、ATV/r群での高ビリルビン血症であった。
副次的評価項目:48週後の脂質代謝変化
Median Lipid Changes at Week 48
サマリー
ウイルス抑制効果および免疫機能改善効果(CD4数の増加)については、ATV/r群とLPV/r群との間に有意差は見られなかった。
しかし、脂質代謝に及ぼす影響はATV/r群の方が良好であった。