HIV感染症および血友病におけるチーム医療の構築と 医療水準の向上を目指した研究

おいてあった部屋の温度や湿度等の条件によるため、服用はおすすめできませんが、無包装下（40℃/75％相対湿度）で、2ヵ月間安定であったとするデータがあります。

本剤は素錠であるため、粉砕しても薬物動態に影響はないと考えられます。ただし、粉砕後の安定性を検討したデータはありません。また、錠剤をそのまま水に入れて、混ぜて服用することも可能ですが、その場合はよくかき混ぜて下さい。お薬がコップのまわりにくっついて残ることがありますので、コップを水ですすぐなどして、完全に飲み切るようにしてください。なお、錠剤を水に溶いた場合は速やかに服用してください。

飲み忘れに気付いた時は、通常服用する時間から6時間以内であれば、すぐに1回分を飲んでください。通常服用する時間から6時間以上経過している場合は、飲み忘れた分は飲まず、次の食事の時に飲んでください。ただし、この時2回分の4錠をまとめて飲まず、通常の1回分の2錠を飲んでください。絶対に、朝・夕の2回分を一度に飲んではいけません。

本剤は空腹時に比べて食後の吸収が良かったため、食後に服用することとされています。食事の種類の違い（標準食、高脂肪食、軽食）による薬の吸収の差は、ほとんどみられませんでした。本剤の臨床試験において、高繊維質食（繊維質：16.4g）で、若干、本剤の吸収が低下することが報告されています。しかし、「平成19年国民栄養調査結果の概要」によると、日本人の食物繊維摂取量は12.1～16.9g/日とされており、1回分の食事に換算すると、4.0～5.6gになると考えられますので、平均的な日本人の食事で高繊維質食の問題を考える必要性は低いと思われます。臨床試験で高繊維質食とした食事の内容は「皮付きぶどう80g、パイナップル80g、西洋ナシ80g、苺80g、オレンジジュース1杯（225g）、バナナ1本（200g）、ミックスグレインブレッド2枚、ジャム大さじ2杯（40g）（855g、685kcal、脂質3.12g、蛋白質13.37g、糖質151.24g、繊維質16.4g）」でした。

また、現在のところ、一緒に食べていけない食べ物や飲み物はありません。健康食品では、セイヨウオトギリソウ（St.John's Wort）含有健康食品との併用にご注意下さい。セイヨウオトギリソウは本剤の血中濃度を下げ、効果が減弱するおそれがあるので、セイヨウオトギリソウ含有食品の摂取は避けてください。

その他の健康食品との相互作用については、医師・薬剤師にご相談下さい。

お茶と一緒に飲んではいけないというデータはありませんが、コップ1杯程度の水またはぬるま湯で服用してください。

もどした場合、再度服用することは避けましょう。次に服用する時間までに気分が戻ったら、服用する努力をしてください。

服薬後の食事の影響に関するデータはありませんが、特に問題はないと思われます。

現在のところ、本剤とアルコールの直接の相互作用は知られていませんが、服薬前後の飲酒は原則として避けてください。

セイヨウオトギリソウ（St.John's Wort）は薬の血中濃度を下げ、効果が減弱するおそれがあるので、セイヨウオトギリソウ含有食品を避けてください。その他の健康食品の服用については、主治医あるいは薬剤師に相談してください｡

服用をはじめてから発疹が出た場合は、本剤による過敏症の可能性があります。早めに主治医に連絡し、服用を中止するべきかどうか指示を受けてください。過去に本剤で発疹等の経験がある方は、主治医にその旨を伝えてください。