副作用の症状とその類似語、定義の解説
-自覚症状から探る薬の副作用-
高橋隆一著(第一メディカル)より引用
紫斑
- 類似語
- 皮下出血 出血斑 出血点
- 定義
- 皮下に出血して紫色に見えるあざ。紫斑だけを認めることは少なく、他の出血症状と共に認められることが多い。
紫斑の直径が1mm前後の場合に出血点、3~5cm以上の場合には出血斑という。
血小板数の減少および機能低下、毛細血管の異常によって起こることが多い。
凝固異常による場合には筋肉などの出血が皮膚にしみ出て起こり、手掌大以上の紫斑のみられることが多い。
藩種性血管内・凝固症候群(DIC)の時には凝固因子の減少に血小板数の減少を伴うので大小各種の紫斑が混在して認められる。